自分と向き合いながら、高3からの海外大受験

インタビュー by まほ

  • I. R. さんの基本情報
進学先 Wellesley College(ウェルズリー大学)
専攻 Politics
副専攻 Music
GPA(4段階) 3.9
TOEFL・IELTS TOEFL 105点
SAT・ACT SAT Reading 660 Math 800
主な課外活動・受賞歴 ディベート、吹奏楽、 ディベート、スピーチコンテストでの受賞
合格した大学 (米)Wellesley College, Smith College, Grinnell College
(日)早稲田大学〈AO入試〉
卒業年度 2021-2025
出身高校 都内私立
IB・AP どちらも受けていない
受験校数 合計6校 
(米)リベラルアーツ4校、リサーチ大学1校
(日)私立 1校〈AO入試〉
  • 海外進学を考え始めたきっかけは何ですか?
  • 初めのきっかけは、飛行機の機内誌を読んだことでした。

    日本の高校から海外の大学に進学した人の話を読んで、そんな選択肢もあることに気づきました。

    自分が高校生の時に大学生のいとこに、今頑張ったら、大学は楽しく遊べるからと言われていたことに違和感を感じていたので、アメリカの大学は学生が勉強に行く場所だということに感動して、興味を持ちました。
  • 受験する際に、大学でやりたいことは決まっていましたか?
  • 機内誌を読んで、疑問点を感じて以来、教育について考える機会が一番多かったので、その時点で興味があったのは、教育でした。日本の教育をもっとよくしたいと思っていました。
  • 海外進学に関して、周囲からの反対はありましたか?
  • あまりに唐突だったので、親には、突然どうしたの、と驚かれました。

    アメリカの大学をよく知らないから、なんとなくやめた方たいいと思われている気がしたので、日本の大学とアメリカの大学を自分で比ベて、説明して、親を説得しました。

    学校の先生は、大きく反対されたわけではなかったけど、これまで海外大学に進学する生徒が少なかったから、違う道の方がいいんじゃないか、と提案してくれる先生もいましたが、アメリカの大学を希望する理由や、受験プロセスを説明することで、一緒に準備を進めてくださいました。
  • どうやって志望校を決めましたか?
  • 当時お世話になっていた塾のアドバイザーの方に、リベラルアーツ大学の方が向いてるんじゃないかと言われていました。自分も英語力に不安があったり、ディスカッションベースの少人数の授業に興味があったので、リベラルアーツ大学に志望校を絞りました。

    そこから、大学のウェブサイトを片っ端から読みました。ウェブサイトを端から端まで読むと、かなり大学ごとの雰囲気の違いが見えてきます。各大学がそれぞれのミッションを大切に守っているので、ミッションを読むだけでも大学のカラーを垣間見れると思います。

    理想的なのは、実際に大学を見に行くことかもしれないけど、お金や時間の制約があるので、卒業生や在校生に会うのも、かなり参考になると思います!

     
  • エッセイに書いたことの中で印象的なもの、自信があったエッセイはありましたか?
  • コモン・アプリケーションのエッセイは、どの大学にも出すので、一番時間をかけました。

    アドバイザーの先生と長く書き直しを重ねていたエッセイがあったけれど、直前になって、伝えたい自分がきちんと伝わっていないのではと思い、ガラッと内容を変えました。

    見栄えはいいけど自分が出ていないエッセイよりも、些細なトピックでも、自分を表現できるエッセイがいいかな、と思って。

     “Show don’t tell.”(伝えるよりも、見せる) 形容詞をあまり使い過ぎずに、何が起こっているのかを丁寧に説明して、読んでいる人が入り込めるようなエッセイを書くことを心がけていました。

    ギリギリでの準備だったけど、電車の行き帰りとか、歩いてる時に、ふと思いついたことを書き留めるネタ帳を用意して、アイディアを書き残していたことが、いざエッセイを書く時になって役立ちました!
  • エッセイで苦しんだこと、悩んだことはありましたか?
  • ずっと苦しんでいた印象があります。

    振り返ってみると、あまり気を張り過ぎないことも大事かな。と思います。

    絶対にいいエッセイ書かないと!って思うと、かえって書けなかったりします。とりあえず、よくなくてもいいから書いてみて、書いては直してを繰り返した方が、最終的には良いエッセイになると思います。

    それから、自己分析は、書く前にやって終わりではなく、エッセイを書きながら、何度もやってみるのが良いと思います!
  • 課外活動として取り組んでいた、ディベートの思い出について教えてください!
  • 当時、学校の中では英語ができる方だったけれど、大会に出てみたら全然できなくて、もっとできるようになりたいと思いました。

     

    日本で自分が受けてきた教育は、正しい答えにいかに早くたどり着くのか、ということに偏ってしまっていたので、

    与えられたお題に対して、色々な角度から、自分なりに解決方法を組み立てるディベートを通して、答えのない問いに立ち向かっていくのは、とても楽しかったです。

    当時学校にディベート部はなかったので、先生と協力して、ディベート同好会を立ち上げました。

    アメリカの大学受験をする中で、課外活動をやらなきゃっていうプレッシャーは常にありました。

    ただ、受験を終えて思うことは、自分が情熱を持ってできることに取り組むことに意味があるなということです。

    正直きっかけは願書に書くためなどでもいいと思うのですが、最終的には楽しい!これを自分はがんばりたい!と思えるような活動をすることが大切だと思います。アドミッションの人にも、自分が熱意を持ってやっていたことなのかどうか、きっと伝わると思います。

     
  • TOEFL勉強方法について教えてください!
  • 高3の初めから準備を始めたのですが、夏休み前の時点で95点しかありませんでした。

    一度TOEFLに向けての準備は切り上げて、SATの勉強をし、夏休み後にもう一度TOEFL受けると105点に上がっていました。

    勉強は早めに始めた方が、余裕を持って取り組めて、いいと思います。

    スピーキング、リスニングは試験のスタイルに慣れるまでが大変だったので、練習を何回もするのがいいと思います。

    意識して、ふとした時に単語帳をみるように心がけていました。
  • SAT勉強方法を教えてください!
  • 高3の10月に初めて受けました。

    課外活動を続けつつ、先生にも推薦文をお願いしつつ、エッセイも書きつつやらないといけなくて、大変だったのを覚えています。

    TOEFLと同じく、早めに終わらせられるなら、早めにやった方がいいと思います。

    パターンもあるから、過去問を解きながら、どうやって解き進めるのが、自分にとって一番しっくりくるかを見つけておくのが大事かな…!

    数学については、数学がわからなくて間違えたのか、それとも英語の単語がわからなくて間違えたのか、きちんと確認するようにしていました。
  • 誰に推薦文をお願いしましたか?
  • 担任の先生

    日本史の先生

    英語の先生

     

    文理でバランスがいい方がいいとも聞くけれど、自分は理系の先生にそこまで親しい人はいなかったので、文系の先生にお願いをしました。

     

    先生との具体的なエピソードがある方がいいので、

    推薦文を書いてもらいたいな、と思う先生がいたら、高校2年生くらいから、先生と積極的に関わって、自然にエピソードを作っていくことも、いい推薦文に繋がると思います。

     

    秋は学校行事が多く、先生方も忙しくなる時期なので、夏に書いてもらうつもりで、なるべく早めに、お願いすることをおすすめします!

     

    学校によっても異なると思うのですが、推薦文を書いてください、とお願いするだけでは、日本のAO入試のスタイルで推薦文をイメージされる先生が多いと思うので、

    何回か面談を重ねて、どうして海外大学に進学したいのか。

    アメリカの推薦文で何を求められているのか。

    先生に何について書いてもらいたいのか。などを説明し、

    時間をかけて理解をしてもらうことが大事だと思います。
  • 面接について、アドバイスお願いします!
  • あまり練習をせずに臨んだので、最初の面接は、慣れていないせいで散々でした。面接に不慣れなせいで、上手く面接で答えられなかったのはもったいなかったと思います。
  • 受験のプロセスの中で、一番苦労したことは何でしたか?
  • エッセイに一番苦労したように思います。

    いいエッセイ書かないと、と自分にプレッシャーをかけることで、書けなくなってしまったり。これでいいのか…と悩んでしまったり。

    長い英語のエッセイを書くことも初めてだったので、とても大変なプロセスでした。

    自分で決めて、周りを説得してやっていることだから、せめて最後まではやりきりたい、という思いで、一緒にエッセイを書いている友達と励まし合いながら、書いていました。
  • 受験中にやればよかったと思うことはありますか?
  • 一番は、もっと早く準備を始めていればよかったです。

    特にSAT、TOEFLなどの試験対策について、そう思います。

    それから、SATの公式の過去問のテキストを練習の早い段階で使ってしまったことが、少しもったいなかったです。
  • 振り返ってみて思うことはありますか?
  • 受験中は、先の見えない道を切り拓いて、孤独な道を一人で進んでいる不安がありました。

    でも、振り返ってみると、決して一人ではなく、応援してくれていた両親や先生の存在に気づくことができました。

    受験生として、孤独を感じているかもしれないけど、応援してくれている人はいるよ!と一番に伝えたいです!
  • 日米併願した人はアドバイスをお願いします!
  • AO入試との併願をしました。

    親から出された条件だったのだけど、今思うと、やってよかったと思います。

    AO入試は8月か9月に締め切りが来るので、その段階までに、自分の志望理由の整理など、アメリカの大学に出す願書の簡易的なものを書き上げられていたことの安心感がありました。

    全部落ちても、行くところがあるという心のゆとりがあったのも、助けになりました。
  • 最後に…受験生へのメッセージをお願いします!
  • 必ずしも、全員海外大学に進学する方がいい、とは思っていません。それぞれにとって最善の道があるから、一人一人が周りの人と話しながら考えていくことが大事だと思います。

    それでも海外大!って思ったなら、それは自分で決めたことだから、最後まで頑張りきれると思います!

     

    大学受験は、自分と向き合えるすごくいいプロセスでした。課外活動を通して、自分の世界も広がりました

    受験を終えた自分は、すごく好きな自分でした

    皆さんも、頑張ってください!

     

編集者ひとこと

ほとんど完成に近づいていたエッセイでも、「伝えたい自分」が伝わるエッセイかどうかを基準に、書き直す決断をする潔さに感動しました。
志望校選びも、課外活動への取り組み方も、自分の軸を大切にしていて、本当に素敵です!

  1. University of Chicago

    自分にこだわった先で生まれるアイデアと行動力

  2. University of Sussex

    留学を決めるのに「遅すぎ」はない!決めたら突き進むのみ!

  3. Imperial College London

    チャレンジ精神は大切に!

  4. Imperial College London

    後悔の無い受験にするために。英米併願者が語る、受験との向き合い方

  5. University of Oxford

    諦めなければ道はある!「自分がやりたいこと」を大切に!!

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