学びのアンテナを高くしよう!

インタビュー by まり

  • Aさんの基本情報
進学先 Cambridge University(ケンブリッジ大学)
専攻 物理学
海外滞在歴 高校留学2年間
TOEFL・IELTS IELTS 7.5点
主な課外活動・受賞歴 物理関係の部活、バイオリン、オリエンテーリング
合格した大学 (英)University of Cambridge, Imperial College London, University College London, The University of Manchester
卒業年度 2021-2025
出身高校 首都圏公立
IB・AP IB 41
受験校数 (英)4校
  • 海外進学を考え始めたきっかけは何ですか?
  • 高校1年生の時アメリカの大学を訪問した際、自分の行っている活動に情熱的な学生達がエネルギーに溢れていて印象的だったのを覚えています。日本の高校で身近に似た学問興味を持っていて、話が合う人があまりいなかったこともあり、高校の留学プログラムに応募しました。高校3年生の夏から2年間の留学生活を経て、イギリスの大学進学を本気で考えるようになりました。

     

    一つ目の理由としては、留学先で出会った人々に惹かれたことです。趣味が合うし、社会や思想の話も気軽にできて、イギリスの大学に通ったらもっとこんな人と出会えるのだろうなと思いました。

    二つ目に大学の、スーパービジョンという制度が自分に合っていると思いました。スーパービジョンとは、少人数セミナーのことで、博士課程の学生や教授から直接学べるのが魅力的でした。

    少しネガティブな理由かもしれませんが、三つ目は、日本の大学にあまり行こうと思えなかったことです。高校3年生からの留学だったため、さらに受験勉強で入学が元々の学年より一年以上遅れるのを避けたかったのと、大学見学に行った時、個人的にピンとこなかったのを覚えています。
  • 受験する際に、大学でやりたいことは決まってましたか?
  • 生物物理を融合した分野、特に物理のモデルを用いて生命現象を研究する学問に興味があります。

    高校生の頃から、大学で開かれている一般向けの講義によく足を運んでいたのですが、ロンドンで傍聴したレクチャーで印象に残っているのが、熱力学のモデルを使って生命の進化を考察するという内容でした。また、物理オリンピックの問題を解きながら、電気回路の問題でも、細胞膜をコンデンサーとみなす等して、細胞内の電気化学現を考察する応用問題が出ていて、このように、分野を跨いで一つの現象を捉えるのが面白いと思いました。

     
  • それに興味を持ったきっかけはなんですか?
  • 高校1年生の時は純粋に生物の授業が好きで、生物の研究がしたいと思っていました。理科の資料集などに載っている特集ページを読むのが好きで、生命の起源はどこにあるんだろうという疑問を持っていました。

    高校2年生で良い物理の先生に出会ったことで、物理に強い興味を持つようになりました。理論、実験や哲学的な視点も豊富な先生に感化され、学校の勉強や先生の出会いに即して興味が広がっていきました。
  • 海外進学に関して、周囲からの反対はありましたか?
  • 特にはありませんでした。経済面で海外大学に進学できるかという不安がありましたが、大学の選考の最終段階が始まる直前に奨学金に受かることができました。
  • どうやって志望校を決めましたか?
  • 正直、第一志望だったケンブリッジ以外は特に深く大学調べをすることなく、大学の学問的な強みの漠然としたイメージをもとに選んでいました。
  • エッセイに書いたことの中で印象的なもの、自信があったエッセイはありましたか?
  • イギリスのエッセイは、応募する学問分野に対して、なぜ好きなのか、自分にどのくらい能力があるかを記述するパターンが主流です。

    僕の場合、高校時代参加した興味分野に関わるイベントや講演、物理チャレンジで取った優良賞、読んだ本、カリキュラムの中での課題研究の内容を例として、物理に対する熱意を語りました。

    エッセイを書く時に気をつけたのは、簡潔に伝えることです。限られた文字数の中で、一文ごとの意味を考え、何をアピールするかを意識して何度も推敲しました。
  • 課外活動はどんなことをやりましたか?
  • 物理関係の部活に参加したり、バイオリン、山の中を走るオリエンテーリングというスポーツをする運動部に参加したりしていました。

    アメリカのコモン・アプリケーションのようにリスト化して応募書類とするのではなく、全てエッセイに織り込んでアピールしました。例えば、習っていたバイオリンに関しては、興味分野の物理と交えて、弦と音の振動の関係についてエッセイを書くなどしました。
  • 受験中大変だったことはなんですか?
  • 筆記試験と面接で構成される学力試験があるのですが、思ったような結果が得られず、そこからのメンタル的なリカバリーに苦労しました。また、面接まで通過すると卒業までに達成しなくてはならない、Aレベル、IBのスコアの条件が課されるのですが、そのハードルを超えられるかどうかギリギリで不安でした。最終的にはコロナの影響で最終試験がキャンセルされ、混乱して大変でしたが、何とか合格できました。

    *Aレベルとはイギリスの大学入学資格として認定されている統一試験

    *IBとは国際的な教育プログラムで、最終試験の結果がIBスコアとして記録される
  • IELTSの勉強方法を教えてください!
  • IELTSではライティングとスピーキングに苦労しました。当たり前ですが、スピーキングで高得点をとるためには、わからなくてもひたすら何か喋らなくてはいけません。単語の勉強方法としては、英語のニュースなどを読み、わからない単語に遭遇したら、意味を調べ、次はどのような場面でこの言葉を使えるだろうと考えました。そして、その単語に関するテーマがテストで出題されたら、ライティング等で使うことで身に付けました。ライティングの練習はイギリスの高校の先生にお願いしてサポートしていただきました。まずは自分で書いたエッセイを添削してもらい、それを推敲する作業を繰り返しました。
  • 誰に推薦文をお願いしましたか?
  • イギリスの高校の物理の先生とイギリスの学校代表の先生に書いていただきました。学校代表の先生はIBプログラムの代表でもあったのですが、推薦状は、プログラムの様々な先生からいただいた一段落ずつのコメントをまとめる形式で書いていただきました。
  • 受験中にやってよかったことはなんですか?
  • 面接の練習をしっかり行っていて良かったと思いました。

    オックスフォードとケンブリッジは面接があるのですが、普通の面接と少し違うのは、一人の面接官から、応募した分野に関わる試験問題を何問か手渡されて、その場で解いて見せるというところです。問題自体は応用問題が多く、思考を言語化して記述しなくてはいけません。時間は1回30分を、日にちを変えて2回行いました。

    ちなみに文系は、ある資料を手渡されて、そこから何が読み取れるかを分析するといった形式で出題されるみたいです。

     
  • 受験中にやればよかったと思うことはなんですか?
  • 学力試験はオックスブリッジのみですが、もっと過去問を解けばよかったと思いました。個人的には過去問の方が簡単で、本試験が思いの外難しく、時間配分ももう少し意識すればよかったと思いました。ただ、 IBの予測スコアやエッセイの提出以外は大学ごとに受験のシステムは全然違うので、一つ一つ調べて対策すべきだと思います。

     

    *オックスブリッジ=オックスフォード大学とケンブリッジ大学のこと

     
  • 受験生へのメッセージはありますか?
  • 高校生の間に色々なことチャレンジして、自分の好きなものを見つけて欲しいと思います。好きなことがわかれば、大学に行く、学問における目的がよりはっきりして、努力するモチベーションにもつながると思います。

    また、留学先では友達作りで不安だったこともありますが、最初に自分から話しかけるなど、積極的にきっかけを作るが良いと思います。出会いたての頃は、相手も興味を持ってくれることが多いので、あまり気負うことなかったなと思いました。でも友達がたくさん作れなくても失敗だと思うことはないと思います。全く新しい環境で人間関係を築くことは自分に合った人との関わり方を考えるきっかけになります。僕も友達は少なったのですが、別にたくさん作る必要はないと考えを変え、最初に書いた友達とは本当になんでも話せるような仲になれました。

     

編集者ひとこと

何か新しい知見を得てそれに興味を持ったら、そのままにせずに自分なりに勉強して深掘る様子を私も見習いたいと思いました!
取材を受けていただきありがとうございました。

  1. University of Chicago

    自分にこだわった先で生まれるアイデアと行動力

  2. University of Sussex

    留学を決めるのに「遅すぎ」はない!決めたら突き進むのみ!

  3. Imperial College London

    チャレンジ精神は大切に!

  4. Imperial College London

    後悔の無い受験にするために。英米併願者が語る、受験との向き合い方

  5. University of Oxford

    諦めなければ道はある!「自分がやりたいこと」を大切に!!

海外進学Discoverers公式アカウント