日米併願はメリハリが大事!エッセイの鍵はネタ帳・・・

インタビュー by ぼよよん

  • Tさんの基本情報
進学先 University of Pennsylvania(ベンシルバニア大学)
専攻 Mathematical economics , Computer science
海外滞在歴 小学6年生〜中学3年生の3年半
GPA(4段階) 4.0
TOEFL・IELTS TOEFL 112点
SAT・ACT SAT Reading: 680 Math: 800 ACT 34
主な課外活動・受賞歴 陸上部、ビジコン、そろばん教室のバイト、運動会、文化祭などの企画、
コンサル系の学生団体/一般社団法人でのインターン、
柳井財団奨学金、
校内テストの順位、算盤大会の国際大会部門別準優勝、ビジコンの準決勝
合格した大学 (米)University of Pennsylvania, Cornell University, New York University, Harvey Mudd College, Minerva Schools
(日)東京大学〈一般入試〉
卒業年度 2021-2025
出身高校 都内私立
IB・AP どちらも受けていない
受験校数 合計11校
(米)リベラルアーツ1校、リサーチ9校
(カナダ)1校
(日)国立1校〈一般入試〉
  • 海外大学進学を考えるようになったきっかけは?
  • まず一番大きかったのは、ちょうど自分がまだアメリカにいるときに兄がアメリカの大学に進学したという事ですかね。単純に羨ましかったです(笑)そしてやはり実際にアメリカに居たという経験も大きく、アメリカの環境にとても惹かれたので、日本の高校に編入生として帰国した時点で大学ではまたアメリカに戻りたいと思っていました。編入する高校を選ぶ際も海外大学進学実績がある程度豊富な高校を選んで編入しました。
  • 受験する際に、大学でやりたいことは決まってましたか?

  • 現在の専攻は数理経済、英語だとmathematical economicsと computer sciences をやってるんですが、受験時は都市計画とコンピューターサイエンスの組み合わせをやりたいと思ってました。それは別に、元々その分野に関する経験が高校であったとかではなく、単純に興味を持っていたんですよね。エッセイなどもそれについて書きましたが、大学に入って別のことをやりたかったらその都度変えればいいや、程度の意識でしたね。

    Undeclared(希望する専攻を特に明記しないこと)で受験するのもアリなんですが、それだとエッセイが上手いこと書けない気がしてたので、取り敢えず興味のあるものに方向性を定めた感じです。
  • 都市計画とコンピューターサイエンスに興味を持ったきっかけはなんですか?
  • 高校の時にやってた課外活動の一つとして、少子高齢化に対応する社会を考えるビジコンの様なものの一環で、少子高齢化の中でも発展性のある街づくりについて深く調べる機会があったのが大きいですね。それをきっかけに街づくりって面白そうだなと思いました。

    それに加えて、元々数学やパズルが好きだったので、街づくり系と理数系の二つを両方やってみたいと思っていました。ペンシルバニア大学のいいところは、自分が所属していない学部の授業でも比較的自由に履修できるので、やりたい事を幅広く追求できるんですよね。
  • 海外進学に関して、周囲からの反対はありましたか?
  • 特にありませんでした。

    兄がアメリカの大学に進学したというのもありますが、親としては学費さえなんとかしてくれるのであれば特に反対しないと言ったスタンスでした。母校の高校も海外大学進学の前例がありましたし、これは運が良かったのですが、自分が所属していた陸上部の先輩がハーバードやイェールに進学したこともあり、陸上部の顧問(且つ担任の先生)は海外大学受験に関してある程度の理解がありました。

    自分の母校は専ら海外大学進学には協力的で、高一の頃から海外大学進学に興味がある人向けに、英語を教えているネイティブの先生が週一で土曜日などに授業をやってくれていたんです。内容としてはエッセイの書き方やSATのリーディングの為の勉強などを教えてくれるもので、非常に役に立ちました。でもそのネイティブの先生もカナダ出身だったりして、実はその先生はアメリカでの大学受験プロセス自体にはそこまで精通してなかったんですがね(笑)
  • どうやって志望校を決めましたか?
  • 高校で開催されるカレッジフェアに来てくれる大学もありましたし、東京の各所で開催されていたカレッジフェアも参考にしました。高校で開催されていたカレッジフェアは、卒業生で海外留学している人が来てくれるだけではなく、コロンビア大学など名だたる名門校の関係者の方々が直々に来てくださったりしたので、本当にありがたかったです。

    また、カッレジボードという団体が運営している、“Big Future” というウェブサイトを使って大学をリサーチしました。Big Future のサーチエンジンは自分のテストスコア、興味分野、大学の場所などいくつかの条件から自分にあった大学を教えてくれるので、とても便利でした。でも結局行ってからじゃないと分からないことも多いですし、入ってから改めてその大学を好きになる事も多いです。だから、こうしたサーチエンジンは、あくまで参考程度にするのがいいと思います。
  • エッセイに書いたことの中で印象的なもの、自信があったエッセイはありましたか?
  • 大体高三の夏休みの初めから実際にエッセイを書き始めるんですが、なかなか納得の行くモノが書けず苦労したのをよく覚えています。最初は母校の先生に見てもらいつつエッセイを書き進めていき、9月ごろからは塾でエッセイ添削をしてもらいました。最終的に書き終わったのは十二月の下旬で、かなりギリギリに終わったんですが。

    トピックに関しては、ただ自分がやった課外活動に関して書くだけでなく、自分の価値観やパーソナリティの要素を入れたいのですが、課外活動としての経験を強調すると履歴書の様になってしまう反面、人間性に関する記述が多すぎてもコンテンツが無くなってしまうので、上手い事バランスを取れるまでに何度も書き直しました。

    エッセイの添削を助けて下さった方には Don’t tell, show(説明するな。見せろ。とよく言われましたね。

    最終的には母校の運動会で下級生を指導する立場に立った時の経験に関して書きました。言ってしまえばよくあるリーダーシップの経験の様なモノですね(笑)日本人として「日本ぽさ」も出したかったので、運動会というのはいいチョイスだった様な気がします。
  • 課外活動はどんなことをやりましたか?
  • 高校の最初の方は部活漬けで、海外大受験生が少なからずやっているディベートとかは全然やってなかったですが、その代わり体育祭や文化祭など学校関連の企画に携わったりしてました。

    あとは、街づくりに興味を持つきっかけになったビジコンにも、学校の友達と一緒に参加してました。ビジコンは確か高校にポスターが貼ってあって、自分で応募しました。完全グループワークで、最後はプレゼンをするようなものです。

    他には算盤教室でバイトをしていましたね。

    コンサル系の学生団体/一般社団法人の様な場所でR言語などを使ったデータ分析の業務もさせてもらったりしました。格好よく言えばビジネスアナリストとでも言うんでしょうか(笑)

    あとは単発で一度だけアメリカとロシアの高校生たちと長崎に行って、核問題などに関して原爆記念館を巡りつつプレゼンやディスカッションをしました。
  • 受賞歴はどんな物がありますか?
  • 柳井財団奨学金の事は書きましたね。

    順位の良かった校内テストの成績も書きました。

    あとは、バイト先の算盤教室の先生が、日本国際算盤協会で国際大会などを開催していたのでそれに参加し、部門別の準優勝を収めたのでそれについても書きました。

    先述のビジコンも準決勝まで行ったのでそれも書きましたね。

    受験用に課外活動をしていたというよりは興味の向く方向に色々やっていただけですが、それでも時々結果が出るのでそれらを受賞歴として書く感じでした。
  • TOEFLやSATの対策はどの様にしましたか?
  • TOEFLは、英語の勉強というよりは、TOEFL専用に対策をしないと上手く行かなかったです。

    特にライティングとかだと、文章の構成のテンプレートの様なものがあったりします。YouTubeの “TOEFL TV” というチャンネルが参考になりましたあとは、色々な場所から過去問や練習問題を手に入れて、それを何度も練習するだけですかね。

    SATに関しては、実はSAT用の対策はあまりやっていなくて、僕はACTも受けていたので、まずはACT対策として速読を身に付けた上で、SATの過去問を解いていました。

    SATとACTのリーディング問題の特徴としては、SATは文章は短い割りに問題はトリッキーで、ACTは文章は長いけど問題は比較的シンプルといった感じなので、ACT対策で時間を測って練習すれば、速読力をつける訓練になります。開催スケジュール的にもSATとACTは被らないので、受けようと思えば両方受けられます。
  • 誰に推薦文をお願いしましたか?
  • 理系の先生1人、文系の先生1人、カンセラー1人と言った割り当てで推薦状をお願いしました。

    文系の先生は、長崎に行った時に引率をしてくれた英語の先生、理系の先生は高二、高三の時の担任の地学の先生にお願いしました。そしてカウンセラーは、毎週土曜日に海外大学進学希望者用の特別授業を教えてくれてたネイティヴの先生にお願いしました。
  • 受験のプロセスの中で一番苦労したことは?
  • コモン・アプリケーションは全体的に大変でしたね。エッセイ以外の情報入力に関しても、親の学歴まで聞いてきたりするのでシンプルに入力に時間がかかりました。

    コモン・アプリケーションのエッセイも、先述の通り時間がかかりました。結局、大学別のエッセイで書き方や表現などを練習した上で、コモン・アプリケーションのエッセイを書きました。もちろん、大学別のエッセイを書く前からコモン・アプリケーションのエッセイを書き始めてはいましたが、一番添削回数が多かったのはそのエッセイでしたね。

    エッセイを書くこと自体は急ぐ必要は無いかもしれませんが、前々からエッセイに書きたい課外活動や何かしらの出来事、そしてそれを通して自分のどう言った面を伝えられるかなどといったことを、ネタ帳の様な感じでまとめておいた方が良かったな、と今改めて振り返って思います。お題に合わせて書こうとすると、どうしてもそれに対する答えになって、Show(見せること)とTell(説明すること)の比率ではTellが大きくなってしまうので、お題に惑わされず書くのが大事ですね。
  • 受験中にやってよかったことは?
  • 自分は日米併願をしていたので、学校にいる間は授業に集中してエッセイとかのことも全く考えず、学校から帰ったらエッセイモード、と言った様にメリハリをしっかりしていたのは良かったと思います。二兎を追うものは一兎も得ずと言った感じですね。
  • 日米併願のアドバイスをお願いします。
  • 時系列的には、米大学のアーリー受験をし、それらの結果が出てからレギュラー受験をし、レギュラー出願後の結果待ちの間にセンターと二次試験を受ける形になりました。アーリーの準備を本格的に始めてから、レギュラーが終わるまでの10~12月の三ヶ月間は、基本的には日本の大学受験の事は考えませんでしたね。で、出願後の1、2月は完全に日本の大学受験にフォーカスしてました。

    アドバイスとしては、高1,高2の間にしっかり学校の授業を聞いておくのが大事ですね。それだけで日本の大学受験の対策になります。
  • 受験生へのメッセージはありますか?
  • 高二までは色々な方面に手を伸ばし、好きな事を見つける。そしてその中で自分が気に入った物を高三まで突き詰めていけば、課外活動に書くこともできるし、或いは何かを受賞できるかもしれません。受験の為にという意識でやるよりは好きな事をやるべきだと思います。

    それと、高一、高二の間に、(学校行事や部活だけでなく)学校外の課外活動にも手を出しておくべきだと思いますね。振り返ってみると自分は完全に食わず嫌いをして学校の中の物しかやってませんでしたね(笑)

編集者ひとこと

メリハリをつける・・・本当に大事な事ですね。筆者も勉強する時を休む時のメリハリは普段から大事にしています。実はTさんと筆者、アメリカ滞在していた時期が被っていたばかりか、Tさんを指導していた家庭教師が実は自分の英語の家庭教師だったんですよね!いやはや世界というのは本当に狭い。それにしてもエッセイのネタ帳というのは妙案ですね!自分も作っておけば良かったな・・・。そしてこれも繰り返しにはなりますが、課外活動は受験の為にではなく自分の興味の為にというのは、色々な海外大生の方が仰ってるので多分真理なのでしょうね。受験生の皆さんは是非なんの固定概念にも囚われず、自分の興味を満たしてくれそうな課外活動を探し続けて見てください。

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