エッセイで目立ちたいです。どうすればいいですか?
目立とうとすればするほど目立てなくなります。
目立とうとすればするほど、自慢しようとすればするほど、エッセイの評価は下がっていきます。私(あやの)がハーバードの入学審査官に直接、「どのようなエッセイが評価されますか?」と聞いた際、はっきりと言われたのは 、“Sincerity” と “Heart”、つまり、「誠実さ」と「心」があるエッセイが高く評価される、ということでした。入学審査官たちはみなさん受験生のことを知りたくてエッセイを読んでいます。それなのに、あまりにも「目立ちたい」「自分のすごさを自慢したい」というモチベーションのもとに書かれているエッセイが多くて、一番知りたいはずの「受験生が何を考えて、どうしてその活動をして、なんでそれをエッセイに書いたのか」がわからない、と残念がる声を多く聞きました。
大学側は、ありのままのみなさんのことを強く知りたいと思っています。だからこそ、自慢したい、目立ちたい、ではなく、書きたいから書く、大学に伝えたいから書く、という「誠実さ」と「心」が伴ったエッセイが評価されるのです。